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◆三宅島フライト計画

そ〜ですね...今年のゴールデンウィークは5月1日と2日を休めば9連休ですからね。 こんな大型連休は見逃せませんよ。 もちろん!レンジャーは”三宅島”に集結します。 みんなそれぞれ普段はフツーの会社員ですし、予定がいろいろあるみたいなんで、行きはバラバラに向かいます。

記者:
磯黄:
いよいよゴールデンウィークですが、どうされるんですか?
記者:

夜10時でしたっけ?え〜と、竹芝桟橋から船で...あっそうそう、東海汽船ですよね。
あれって三宅島までどれくらいかかるんですか?

磯黄:

三宅までは6時間30分です。 竹芝を夜の10時30分ころ出帆して...”さるびあ丸”って大型客船で行くんですけど、三宅島には翌朝5時に入港となります。 何も無ければ、の話ですけど。 天候次第ですね。 時たま、時化がひどいと欠航になるし、”条件付き”の出帆、なんて時もあります。
6時間もかけて、すぐそこが三宅島だってのに、海が荒れてると船が接岸出来なくて、そ〜すると戻るわけですよ東京に。 まぁそのまま八丈島へ向かうなんて事もありますしね。 長い時間、大きく揺られて船酔いしてて、「あ〜やっと地面に降りられるぅ〜」なんて思ってたのに、こんな時は船酔いした人にとっては地獄かも知れませんね。(笑)

記者:
      飛行機って手は無いんですか?
磯黄:

今のところありません。
でも、三宅島には空港があって、前は飛んでたんですよ。それが2000年の噴火でしょ。 場所も丁度、風下に位置してるから、モロに二酸化硫黄ガスの被害にあって、管制塔もターミナルも全〜部がダメになっちゃったんです。 飛行機だったら45分位で行けちゃうんですけどねぇ。

記者:

再開の見込みはあるんですか?

はい♪あります。 実はこの間、3月上旬に三宅へ行った時、再開に向けて新しいターミナルを建設してました。 前はね〜、国産のYS11ってプロペラ機が飛んでて、これに乗って行くのも楽しみのひとつだったんですよ。 懐かしいなぁ〜...

磯黄:
って事は、いつ頃に再開の予定なんですかね?
記者:

ごめんなさい。 ちょっと私には判らないですね。 こんど調べておきますね。
あっそうそう、今回のゴールデンウィークの三宅釣行はね、実は、船で行かないんですよ。

磯黄:

えっ? 船で行かないんですか? ちょっと待ってください...だって飛行機が飛んでなくて、船では行かない...ってのは、ではど〜やって行かれるんですか? 他に行き方があるんですか?

記者:

ははは。 あるんです、これが! ”ヘリ”で行くんです。 ヘリで♪  

磯黄:

”ヘリ”...ですかぁ? どこから行くんですか? 羽田からですか?

記者:

いいえ違います。 羽田じゃないんです。 羽田からだったらスゴく便利なんですがねぇ。 
”愛ランドシャトル”と云って、東邦航空が伊豆諸島の島々をヘリコプターで結んでいるんです。 大事な島の足なんですよ。 

磯黄:

荷物の事です。
最近の乗り物には、いろいろと制限があって、やたらと荷物を持って行けないんですね。 例えば飛行機では、機内への持ち込み制限がありますよね。 ”ライター”は一人ひとつまで!とか。 船の例では、特にジェットフォイル(高速船)への荷物の持込制限ですね。 この場合、大きさ重量をオーバーしても超過料金を支払えばOKですけれど。 ”ヘリ”の場合だって例外ではありません...というより一番制限がキツイですね。 ですから、やたらと多くて重くなる釣り道具などの荷物は携行出来ないと考えた方がいいでしょう。 前もって送ることをお薦めします。 ここんところを充分に注意する必要がありますね。 それからもうひとつ...島への荷物の運送方法は大抵が”船便”です。 海況によっては遅れることが予想されますから、余裕をもって早目に出すことです。 

磯黄:

何か大変ですね。
返って時間とコストが掛かるのでは?

記者:

結局はね。
でも、やっぱり「一度は”ヘリ”で!」って思ってたんで、とりあえず今回チャレンジしてみます。
それから、この計画で、もう一つ重要なことがあるんです。

磯黄:

再開に向けて建設中のターミナル

以前の三宅島空港

YS11

それは何ですか?
記者:

今回は、”行き”だけこれを利用する計画なんです。 
大島から20分で三宅島に行けちゃうんです。 早いでしょ。 それに「一度は乗ってみたい」ってずっ〜と思ってたんで! ホントは羽田から飛べば、いいんですけどねぇ... でも大島からなんで、先ずは大島へ渡らなければならないんです。 ど〜せなら往路は「空」からと思って、羽田〜大島〜三宅島って思ったんだけど、大島での乗り継ぎが上手いこと出来ないんです。 羽田〜大島間の”エアーニッポン”と大島〜三宅島間の”愛ランドシャトル”の時間が合わないんです。 ど〜しても合わないんです。 一番効率がいいのはね、熱海からの東海汽船のジェットフォイル(JF)なんですよ。 大島に昼頃に着いて、ランチを食べて、ナンダカンダして 14時55分の”ヘリ便”に乗り込んで、三宅島には15時15分に到着するんです。
 

いろいろと大変なんですね。
記者:

離島の場合は、これが当たり前なんです。 すべてを考慮した上での渡島計画になるんです。 そこまで入念に計画したとしても、海や空の天候次第で”中止”だってあり得るんですから...。 今年のゴールデンウイークの釣行は無事に計画どおりに行きたいですね。

磯黄:
そうですね。 レンジャーの皆さんが、計画どおりに行きますよう、私も”てるてる坊主”にお祈りしておきます。 本日はありがとうございました。
記者:

2006.04.16

記者: 海野 博(うんのひろし)
磯レンジャー
 
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